私たちは療育の支援計画を作成する前段階にあたる「現状の実態把握」に注力しています。その中で臨床心理士が携わる強みは、
子どもの発達の成長段階に合わせて常に多角的に捉え、その時に最適な療育計画への見立てや、見立て直しが可能なことです。
療育を展開していく中で最も重要な見立てが出来ていないと支援が始まりません。常に現状の実態把握をチーム全体で行い明確にし、すり合わせの上計画におとしこみます。
また、人は一人ひとり個性もあり得意・不得意を持っています。
ですので私たちは
1, 自分の得意・不得意を受け止めて社会の中で自分を活かすことが出来る
2, 自分が困った時には周りに助けを求めることが出来る
3, 社会の中で不安や不満を抱えながらも生きていけるようになる
この3つの事が出来るように支援計画を考えています。
児童指導員兼心理指導担当
菅原英治
【経歴】
看護高等学校における臨床心理学講師2年、
学校(教育大学、私立大学、専門学校、中学校)学生アドバイザー3年、
知的障がい者厚生施設8ヶ月、
児童家庭支援センター10年11ヶ月、スクールカウンセラー4年、
児童養護施設6年8ヶ月、大学講師3年8ヶ月、放課後等デイサービス1年8ヶ月、
【資格】
臨床心理士 認定心理士 小学校教諭1種免許
幼稚園教諭2種免許養護学校教諭2種免許
子どもは家庭や幼稚園・学校だけではなく、あらゆる環境や人と関わる事で成長します。言い換えれば家庭や幼稚園・学校、
デイサービスがそれぞれの想いでバラバラな支援や教育、療育を行っていると子どもが混乱してしまう場合がるという事です。
これらを防ぐ為に、関わる全ての大人は同じ方向性を持ち成長を促す事が重要と考えており、
私たちは家庭・地域への連携に注力しています。
また、デイサービスで過ごす時間は生活のほんの一部にしかすぎません。
短時間の中で療育を行っても発達を促すことは難しいですし、デイサービス以外の時間でどの様に過ごしているのかの実態を把握する事で、現在子どもに起きている問題点と課題が見えてくることが多くあります。
家庭や地域と密接にかかわる事と私たちが重要としている見立てる事には大きく関係してきます。
関係を築くという事は決して簡単なことではありませんが、
関わる全ての連携先の大人たちも「一人の子どもを大事に思っている」という共通認識があります。
これからも連携先との関係性を強化させ、皆さんで支援の幅を広げていきます。
家庭支援地域連携専門員
千葉奈美子
【経歴】
重症心身障がい児施設8年7ヶ月、
社会福祉協議会8年、
児童発達支援・放課後等デイサービス6ヶ月
【資格】
保育士、幼稚園教諭2級免許、介護福祉士、
同行援護、全身性移動支援、児童発達支援管理責任者、サービス提供責任者
臨床心理士や家庭連携専門職員がいることで発達の見立てを整える事が出来たとしても、得た知識や情報を実践する現場のスタッフが必要です。
弊社では、子どもの業界で働いてきた経験豊富なスタッフと、全員有資格者を配置しております。
この連携が更なる専門性を実現させ、保護者、利用者の為に当事者意識を持って日々スキルアップに励んでおります。
また、私たちは日々の業務をこなすだけではなく、一人の社会人としてどの様になりたいか、その為に日々の中でどの様な事に挑戦・成長したいかという考えを大切にしています。
これを実現する為に最も重要なことは、何事に対しても当事者意識を持つことです。
私たちはこれを当事者意識ではなく「圧倒的な当事者意識」とし、どの様な事が起きても責任感と強い意志を持ち、自分事として取り組む姿勢を大切にしています。
さらに社会人としてのマナーや、社会人基礎力を身に付ける為の学習、中長期のビジョン計画など、定期的に外部講師を招き研修を実施します。職員一人一人に対して、半期に一度面談を行い振り返りと目標設計を行います。
一見子どもに携わるお仕事には関係の無いように見えるかもしれませんが、この様な力を身に付ける事でよりプロ意識を持った職員へ成長し、よりよい療育へ繋がると考えています。